ニキビ・傷痕・肉割れの治療に用いられる有効成分
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クリンダマイシンは抗菌成分で、にきびを悪化させるにきび菌(アクネ桿菌)やブドウ球菌などの細菌を殺し、にきびの赤みや腫れを改善するために用いられる。
角化してかたくなった肌やニキビ痕をやわらげ、毛穴の開きやニキビの再発を抑える成分。一般的なニキビ治療薬などに配合される。
炎症を鎮める作用があり、ニキビ治療成分として赤みを抑え、肌荒れやトラブルをケアするために配合される。
アプレミラストは免疫細胞内のシグナル伝達を調節している酵素であるホスホジエステラーゼ4(PDE4)を阻害することで炎症を誘導する因子の産生を調節し、過剰な炎症反応を抑制して乾癬の症状を改善する成分。
アダパレンには表皮の角化細胞の分化を抑制し毛穴の閉塞を防ぐ作用があり、ニキビ治療薬に含有される成分。
過酸化ベンゾイルはざ瘡(ニキビ)の原因菌の増殖を阻害し皮膚の角層の剥離を促すために用いられる成分。
メトロニダゾールは抗原虫作用、抗菌作用を有しており、これらの作用によりニキビなどを改善するために用いられる成分。
イベルメクチンは毛包内に生息するニキビダニ(Demodex folliculorum)を死滅させる。また、炎症性サイトカイン(生体内における様々な炎症症状を引き起こす原因因子)の生成を阻害して炎症を抑えることで、酒さの紅斑を改善すると考えられている。
アゼライン酸は皮脂の分泌を抑え、角化を抑制することで毛穴の詰まりを取り除く作用がある成分で、新しいニキビができるのを防ぎ炎症を起こしたニキビを減少させるために用いられる。刺激性が少なく催奇形性がないことが特徴。
グリコール酸には古い角質を除去するピーリング作用があり、低分子のため肌に浸透しやすい成分。また、グリコール酸は人の肌にも微量に存在するため比較的アレルギーや炎症を起こしにくい点も特徴。
タザロテンはトレチノインと同じビタミンA誘導体のレチノイドの一つで、細胞の分化増殖制御などの働きをする成分。
カルシポトリオールはビタミンDの一種で、表皮の角化細胞にあるビタミンD受容体と結合し、角質の増殖を抑え皮膚の新陳代謝を正常にすることで、乾癬症状(赤い斑点を伴って、多量のフケや銀白色のカサブタを生じる)を改善する成分。
セパリンは肌の炎症や腫脹を予防及び軽減する作用があるほか、肥厚性瘢痕や肥大化した傷跡の皮膚などを柔らかくして補修し瘢痕組織の過剰生成を抑えるため、傷跡を改善する販売薬に含有される。
過剰な傷跡の形成を防ぎ、傷口をなめらかでソフトにする成分。